フィラリアとは

 フィラリアは(犬糸状虫)は蚊の吸血によって犬から犬へ伝播される寄生虫です。フィラリアの成虫は長さ30cmにもなる細長くて白い虫です。

 2年間予防せずに放っておくとほとんどの犬が感染し、フィラリアの成虫が心臓付近や心臓内や肺動脈に寄生し、急性の症状を示し死亡するか、慢性経過をたどり様々な症状で苦しむことになります

 フィラリアの予防を確実にするためには、フィラリアが成虫になるまでの経過を知った上で、予防薬の性質を理解して正しく予防することが大切です。

予防薬の種類と予防方法

 予防薬はフィラリアを殺すいわば駆虫薬です。蚊から感染し、血管に入るまでの1〜3ヶ月間の子虫が薬のターゲットになるので、蚊の吸血時期によって予防期間が決定します。

飲み薬 スポット6月〜12月まで毎月一回投与します 
この場合、安全のため予防を始める前には血液検査をします。


予防の方法

現在、フィラリア予防薬にはいくつかの種類があり、飼育状況によって予防法を選ぶことができます。
@                  錠剤    6月〜12月まで毎月一回飲ませる
A                  チュアブル 6月〜12月まで毎月一回食べさせる
B                  スポット  6月〜12月まで毎月一回皮膚に付ける

 フィラリア予防薬は駆虫薬であるという性質上、もしもすでに感染している場合には著しい副作用を示すことがあります。予防を始める前には血液検査を受けて感染の有無を確認しましょう。

 尚、5歳以上のワンちゃんには肝臓や腎臓などの機能を調べる血液検査がセットされた血液健康診断付きフィラリア検査をお勧めします。

フィラリア予防について